小倉城や周辺の見どころをご紹介!歴史、アクセスや所要時間の情報も

2019年12月1日

福岡県北九州市JR西小倉駅近くにある小倉城は北九州市の代表的な観光スポットです。
小倉城が築かれたのは戦国時代といわれていますが、現在の規模にしたのは有名な戦国大名の細川忠興です。

ここでは小倉城の歴史・見どころや所要時間などについてお伝えしたいと思います。

小倉城の歴史

小倉城は1569年に安芸国を本拠としていた毛利氏が、豊後国の大友氏との戦いのため築いたのが始まりとされています。
その後、小倉城は大友氏が手に入れた後、豊臣秀吉の九州征伐の後、秀吉の家臣である森吉成(のちの毛利勝信)に与えられ、さらに関ケ原の合戦の後、細川忠興に与えられます。1602年から細川忠興が大改修を行い、現在の規模となりました。

その後、新たに小倉城に入った小笠原氏の時代、1837年に火事によって天守は焼失してしまい、1866年第二次長州征伐時に藩主が自ら城に火をかけてしまいほとんどの建物が失われてしまいました。

現在の天守は、1959年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
江戸時代の天守には破風(屋根の飾り)がなく、もともとの姿とは異なっていますが、九州には数少ない天守のある城として北九州の観光スポットとなっています。

小倉城のみどころ

小倉城のみどころである天守は中に入ることができます。
開館時間は4月~10月が9:00~18:00、11月~3月が9:00~17:00で、入場料金は大人350円中・高生200円小学生100円となっており、近くにある「小倉城庭園」「松本清張記念館」との共通入場券は大人700円中・高生400円小学生250円となります。

小倉城天守の内部は
1階 映像シアター
2階 細川藩・小笠原藩の歴史
3階 宮本武蔵と佐々木小次郎
4階 ギャラリースペース
5階 展望スペース
に分かれています。

1階の映像シアターは細川忠興が大改修してから現在まで小倉城400年間の歴史を高画質・大画面の映像で見ることができます。
ナレーションは北九州市アンバサダーである草刈正雄さんです。

2階には創建当時の小倉城天守の模型があります。

そして3階には「巌流島の決闘」でおなじみの宮本武蔵と佐々木小次郎についての展示があり、大迫力の宮本武蔵のリアルフィギュアと写真を撮れるコーナーがあります。

小倉城周辺の見どころ

小倉城天守を出ると、濠を隔てて天守の向かいに「小倉城庭園」があります。
これは城主であった小笠原氏の下屋敷にあった庭園を復元し、また江戸時代の武家の書院を再現したものです。
落ち着いた雰囲気の中で抹茶を頂くこともできます。

城内の一角には昭和の人気作家であった松本清張の記念館があります。
内部は松本清張の愛用品が展示されていたり、書斎が再現されていたりします。

小倉城見学の所要時間

小倉城天守は大人が普通に見て回るのであれば、1時間~1時間半ですべてを見ることができるでしょう。
小さな子供連れだったりするとプラス30分~1時間はかかるかもしれません。